ハワイより愛をこめて | シネマ日記

人生はシネマのようなもの。ハワイはオアフ島在住の主婦が大好きな映画のことや日常について綴ります

シェイプ・オブ・ウォーター(アカデミー作品賞&監督賞)

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シェイプ・オブ・ウォーター(Shape of Water)

2017年 ドラマ/ファンタジー 

監督 ギルレモ・デル・トロ

主演 サリー・ホーキンス

ストーリー:半魚人男と聴覚障害の女性の恋物語。

 

◇アカデミー関連/アカデミー候補2本 「ファントムスレッド」&「Darkest Hour (原題)」(ネタバレあり)

◇アカデミー関連/アカデミー候補 ③ ダンケルク(Dunkirk)

 

今年のアカデミー賞の作品賞と監督賞を取りましたね。私はもう一本の「スリービルボード」が良かったんだけど、でも大体予想はついていました。

 

一昔前のヒット作品で人魚のダリル・ハンナとトム・ハンクスの恋物語「スプラッシュ(1984)」や「美女と野獣」を合わせて成人向きにしたような、ロマッチックなファンタジー映画です。バイオレンス、ヌード、性的、など刺激の強いシーンも多々出るので子どもさんには見せないで下さいね。

 

「パンズ・ラビリンス」や「ヘルボーイ」のギルレモ・デル・トロ監督作品で、パンズ・ラビリンスと共通点もたくさんありました。一見か弱そうだが真が強く勇敢なヒロインと心優しい怪物の交流、弱者に権威を振りかざすヴィラン(悪人)、差別や偏見、善と悪について両作品で描かれています。

 

個人的には、「パンズ・ラビリンス」のほうが好きです。上映された時に家族で嵌りましたが、ファンタジーという面でも遥かに美しいし、ラストも泣けた。おすすめです。今回の受賞できっとまた注目されると思いますが、「パンズ・ラビリンス」を観てからこの映画だったので期待が大きすぎたかも? 

 

でも主演女優のサリー・ホーキンスは良かった。容姿ともに大人しくて目立たない感じだけど個性が光る素敵な女優さんだと思います。主演女優賞にもノミネートされていましたが、残念ながらスリービルボードのフランシス・マクドーマンドに持って行かれてしまいました(これは仕方ない)。これからの活躍が期待できます。

 

私の周りでは「この映画は苦手」という人が多かったです。映画オタクの次男は「ただのエンタメ」だと言い放つ。私も実をいうと途中少し眠かったです、クライマックスのほうでだんだんと調子が出てきましたが。

 

しかし、デル・トロの映画には「ただのエンタメ」以上に何かもっと大切なメッセージが含まれているのでは?と考えてみた時、それは愛や孤独ではないかと思いました。「パンズラビリンス」では孤独な少女、そして本作品では孤独な女性が人間より怪物に共通点を見つけて互いに心を開き友情が芽生える。それとダイバーシティ(多様性)。人種を超えた愛や同性愛はもはや一般常識ですからね。それ以上に心を開けるならエイリアンでも何でもOKなのです。と考えるとちょっと...と思ってしまいますが。

 

監督のデル・トロはかなりのファンタジーオタクのようですが、彼の作った映画を観たら(まだ3作しか観ていませんが)、彼自身が寂しい人、もしくは虐められた過去があるとか、孤独な主人公のキャラクターに監督の思い入れがあるように思えてなりません。もしくはただの筋金入りおたくかもしれませんが。

 

#シェイプオブウォーター #アカデミー賞 #サリーホーキンス 

 

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アカデミー候補 ③ ダンケルク(Dunkirk)

 

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今週日曜のオスカー作品賞授賞式まで、全米のリーガルシネマで作品賞ノミネートの映画が全て、(リーガルクラウン無料会員のみ)一本$5で観られるというイベントが開催されています。

 

なんて素晴らしい企画なのでしょう。昨年のハリウッドは醜いスキャンダルのおかげで、アカデミー賞のビューが懸念されての対策でしょうか?

 

どうでも良いけど、チャンスとばかりに、すでに先週から3本観てきました。それも普段は14ドルもするリクライニング式チェアのシアターで(嬉)! こんなに映画にどっぷり浸かるのも久しぶり。幸せ〜! まずはこちらを観てきました。

 

ダンケルク。今年のノミネートの中では興行収入 ナンバー1の作品と言われています。監督は「バットマン、ダークナイト」や「インセプション」のクリストファー・ノーランで、「ダンケルク」は彼の作品の中では最高という評価も得ています。

 

ところで、話題作だったわりには映画館の観客は私を包めてたったの4人のみ。しかも隣の席のおじさんは途中で帰ってしまってたし。まあ数ヶ月前に上映されていたせいもあるのでしょうが、おかげて最新ハイテクシアターの特等席で悠々と鑑賞する事が出来ました。

 

 

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題名:Dunkirk(ダンケルク)2017年 106分

監督:クリストファー・ノーラン

主演:フィオン・ホワイトヘッド、トム・ハーディー

 

 

ダンケルクの感想

戦争映画はあまり好まない私だがこの映画は良かった。普通の戦争映画とはちょっと違う。何が違うかといえば、戦うシーンより逃げ惑うシーンがほとんどである。戦争ものというより人間ドラマ。台詞は少なく、字幕なしでもアクションを観ているだけで大体何が起っているかつかめる。

 

ストーリーは、太平洋戦争勃発時にヨーロッパで権勢を振るっていた、ヒトラー率いるナチス軍がフランスを占領し、戦いに敗れた英仏兵を「ダンケルク」という場所で救出する超ミラクルなダイナモ作戦を描いたもの。登場人物はほとんどは架空だが、歴史的な事実に基づいた本当の話である。

 

ウィンストン・チャーチルと時代が重なるため、2週間前に観たチャーチルの映画「Darkest Hour」がまだ記憶に新しい私にとっては、余計に興味深かった。というより、チャーチルを観てダンケルクに興味を持ちこの映画を観ようと思った。歴史好きはともかく、私のように歴史に疎く「ダンケルク」のことを知らない者には、「Darkest Hour」でわからなかった部分をこの映画が説明してくれるのでスッキリする。

 

クリストファー・ノーラン監督らしい、始まりからラストまでグレーがかりどんよりした世界観が味わえるも、ラストは予想外に爽やかでそれもまた良かった。ツッコミどころは、生き残った兵士がイケメン揃いで(映画だから仕方がないとはいえ)、あとトム・ハーディだけがスーパーヒーローのようにカッコ良すぎるのが違和感があった。

 

軍隊だけでなく民間の漁船までが出動した、ダイナモ作戦の事実に感動した。ダンケルクの戦いとチャーチルについて、両作品でこのようにポジティブに描かれているということは、勝利せずとも(結果的には勝利だったが)、イギリス人にとっては栄誉ある歴史だったに違いない、と歴史に疎いわたしが思った。誇り高いと言われるイギリス人の不屈の精神が描かれていたと思う。

 

 

別れ

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今年はお別れの年になりそうです。今週は同僚がふたり退職しました。

 

ひとりの子は職場の私の机にメッセージを書いた絵葉書を残してくれていました。ロンドンのバッキンガムパレスの写真がついたポストカードには、在職中のお礼と、写真は自分がイギリス旅行に行った時に撮影したお手製のカードだと綴ってありました。以前私と話した時に私がロンドンが一番好きな場所だよ、と言ってたのを覚えてくれていたみたいでその心遣いがすごく嬉しかったです。

 

もうひとりの同僚は、オフィス最後の日に挨拶に来てくれて泣いていた彼女を見てハグして胸がいっぱいになり私まで泣いてしまいました。家に帰ってから携帯にメッセージで「一緒に働けて楽しかった、お母さんみたいにいつも気にかけてくれてありがとう」と書いてありました、「お母さんみたいに」はやっぱりか(笑)…と思いましたが嬉しかったです。(うちの子と同い年くらいなので)

 

同僚が巣立って行くだけでもこんなに寂しいのに息子が旅立つときは大丈夫なのだろうか 私?想像するだけで涙が出ます。きっと大泣きしてしまう、嫌だなあ。頑張れ私です。

 

 

アカデミー候補2本 「ファントムスレッド」&「Darkest Hour (原題)」(ネタバレあり)

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今年のオスカー候補の作品2本を観てきましたのでご紹介します。

 

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 題名:ファントムスレッド(2018年) 2時間10分

監督:ポール・トーマス・アンダーソン

主演:ダニエル・デイ-ルイス、ヴィッキー・クリープス

 

一本目は、「Phantom Thread(ファントム・スレッド)」。
華麗〜❤️美しいものを見たいならこの映画を観てください!1950年ロンドンの上流階級の高級オーダーメイドのドレスの数々が美しい〜!

 

そもそも私がこの映画をみたいと思った理由は、ダニエル・デイ=ルイスの栄えあるリタイアメントのラストムービーだということはもちろんありますが、それよりも映画を観た人々の酷評です。たまたまFBに上がってきた映画紹介のコメント欄のトップに、「映画が終わった後で観客がみんな顔を見合わせて笑っていました、あのラストは何だったのでしょう?誰か教えて下さい」というのが目に留まり他の評も読んだのですが、多くの人が同じような事を書いていました。中には「これがダニエルの最後の映画とは残念」と書き込んでいる人もいました。

 

あらダニエル様、そんな酷いラストなの?(笑) 実はそれまで観に行こうかどうか迷っていたのですが、そこまで言われると観たくなるのが人の心理。そんなんで観て来たのですが。。。

 

そのアメリカ人にはとことん受けが悪かったラストですが、私的には嫌いではなかった、というのが正直な感想です。ハッピーエンドとも悲恋ともとれる、なんとも言えない異常な愛の形はむしろ日本人受けするのかもしれませんね。

 

前半の甘ったるい部分から、後半になるにつれスリラー化し、最後のあたりは「もうホラー映画では!?」...と思わせるラストのどんでん返しが良かったと思いました。

 

一緒に観に行った息子は、「ラストが一番良かった」とまで言っていました。

 

恋人からまるで奴隷のように扱われていた女が次第にゲームのコツをつかんで挙げ句の果てには逆転し彼を奴隷にしてしまう。恋愛、男女はインヤン(陰陽)だとも言われていますが、まさにこの映画がそれを表現していると思いました。サディステックな愛の形が、ダニエル・ディ=ルイスのフェアウェル(引退)にぴったりだと思った筆者でした。

 

しかし、ダニエル様は幾つになってもカッコいいです。もうスクリーンで観れないかと思うと寂しい。おじいさんになっても演じて欲しかった。あ、前回引退してイタリアの靴職人になった時には戻ってきてくれたのでまたそれを期待しています。

 

あと主演の女優さん(ヴィッキー・クリープス)は、今回初めて観ましたが、田舎の赤毛の素朴な女の子がいったんドレスを身に纏うと目に眩しいほど美しく輝き、上流階級の中で蛹から蝶へのようにクラシィに洗練されていく様は、ナチュラルで自然体の彼女に適役でした。長身で骨太になまりのある英語、ドイツ系かなと思ったらルクセンブルグ人だそうです。角張った意志の強さを感じさせる男顔、昔のドリュー・バリモアを彷彿させる古典的で品のある風貌と、鋭い演技力は今後が期待できる女優さんだと思います。

 

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 原題:Darkest Hour(2017) 邦題:ウィンストン・チャーチル、ヒットラーから世界を救った男 2時間5分

監督:ジョー・ライト

主演:ゲーリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス

 

2本目は「Darkest Night(ダーケスト・ナイト)」です。こちらは昨年映画館でトレイラーを観た瞬間から観たいと思っていました。理由はやはりゲイリー・オールドマンの変身っぷりです。

 

ストーリーは、第2次世界大戦中にヒットラーに勝利を取られていた当時イギリスの首相、ウィンストン・チャーチルの苦悩を描いた作品です。いや〜ストーリーはだいたい想像がついていたので良いとして、ゲイリー・オールドマンの演技はスゴかったです。

 

「裏切りのサーカス」の時もその変貌ぶりに驚きましたが、今回はほんとうにスゴい!(スゴいの連発でごめんなさい、笑) オースティン・パワーズのDr.イーブルに見える瞬間も数回ありましたが、いやそれ以上に、もうオスカーの主演男優賞はあなたに決定です!(って2本しか観ていないんですが)。

 

どちらもおすすめです。

 

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子どもたちに変化

今月は夫が家を空けているし、わたしも最近仕事が忙しくて帰りも遅いのだが、今日は帰宅すると次男が夕飯を作って兄弟で食べていた。肉を焼いてサラダも作ってたようだ。

 

このところ毎日残業でご飯たべれなくて可愛そうだって思ってたら、ちゃんと自分で作ってる。次男は今週超早起きして弁当も学校に作って持ってってるみたいだ。弁当作ってジムでトレーニングしてから学校へ行く、バスでだ。しかも楽しんでやっているいる風。

 

どういう風の吹き回しか、とはこういう事を言うのか。もし長続きしなくても良い試みだと思う。頑張れ!  成人だと言ってもまだまだ子供っぽいと思っていたが この子たちも 少しずつ成長している。

 

ついでにわたしのディナーもあったらもっと嬉しかったかも。取り敢えず残りのサラダをがっついた。

 

 

 

1月13日(土) ハワイ、核攻撃をサバイブ

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1月13日(土)、歯ぎしりでもしていたのか寝ている間に前歯が少し欠けてしまった。朝8時ごろ起き一番に歯科に予約の電話を入れ、携帯を置いた途端ブザーが鳴りだす。警報のように怪訝な音!? 

 

こんな良いお天気なのにまた大雨注意報か? と呑気に携帯を見てみると、

一瞬目を疑った。

 

BALLISTIC MISSILE THREAT INBOUND TO HAWAII. SEEK IMMEDIATE SHELTER. THIS IS NOT A DRILL. (弾道ミサイルがハワイに向かって打たれた模様。直ぐ安全な場所に非難してください。これは訓練ではありません)

 

とある。

 

訓練ではありません⁉︎

ってことは、核ミサイルがハワイまで来てるの? 今?? えーーーどうする??

 

慌ててシャワーにいる夫を呼ぶと、サイレンは鳴っているかと聞くので窓を開けて耳をすますが弾道ミサイル警報のような音は何も聞こえない。ならば多分大丈夫だろ慌てるな、という夫。

 

外は良い天気で核爆弾が来ているような緊迫した雰囲気はみじんも感じられないのだが、テレビには同じような警告がタラップで流れている。

 

こんな時って15分くらいで地下とかに避難しなきゃいけないんだよね? どうしよう?  などと思考を巡らすうちに5分は経過。するとジムに行っていた長男から電話が来た。

 

長男「お母さん、今核爆弾の警報が出てるから解除されるまで家からでちゃ絶対ダメだよ、僕もジムにいるから」

 

私「うんわかった気をつけてね」

 

シャワーから出て来た夫は座って何もないかのようにテレビのサッカーを見ている。私はといえば、どうしてもバスでジムに行くと聞かない次男に「危険だから止めなさい!」と怒ってたら、夫からもう大人なんだから好きなようにやらせろ、と言われたりしてすでに15分くらい経過していた。

 

怒りながらFBで他人の情報をチェックしていると誰かのスレッドに「この警報は間違いです!」という投稿を見つけ喜んでいたところ、しばらくして警報が解除されたという知らせがテレビのタラップで流れた。最初の警報が出されて38分後のことである。

 

解除されたので歯医者に行き、歯科助手の女性と「怖かったよね〜」と話した。その女性の旦那さんが米本土にいる娘さんに電話で「愛してるよ」と伝えて泣いたという話を聞いた時、初めて事の重大さを感じた。笑い事じゃないんだって思えた。

 

それだけ私は緊張してなかったってことか? 核爆弾が近づいている警告があったにも拘らず危機感が感じられなかったのは何故だろう? 友人の中には死ぬと思ったという人もいたが、勘というものが働いたのかどうかは謎だがこの時私には「死」というものが全く感じられなかった。

 

外を見れば良い天気で暖かくて平和そのもので核攻撃とは無縁のようだった。ご近所もガレージ開けっ放しのお家もあって何も普通と変わりがなかったし、隣の若者は何が起こってるの?とうちに聞きに来てた。我が家は丘の上にあってもちろん地下室などもないしこの小さな島でどこにも逃げられないという一種の諦めもあったかも。

 

後でニュースを見たらホノルルはパニック状態のところもあったようだ。マンホールに子どもを避難させている親の動画がシェアされ、俳優のジム・キャリーもこの非常事態にタイムリーに(?)ハワイ入りしてたらしく、「朝起きたら後10分の命だった」とツイートして後日ニュースで話題になっていた。

 

今回人それぞれ色んなリアクションがあったようだが私の周りの人たちはこんな感じだった。

 

●核爆弾が来たらどうせこの島は沈没すると思いベッドに戻り二度寝した。

●今日が人生最後の日だと思った。

●近所の人とどこに逃げたら良いの?と話したが逃げ場がないと悟り諦めてコーヒー飲んでた。

●ジムで自転車を漕いでいた。

●KCC朝市で仕事してたがみんな慌てて逃げる様子もなかった。

●マウイ島のホテルのプールにいたが誰もパニクってなかった(多分遊んでたから警報に気づいてない)。

●板持って海に入ろうとした時に警報が、でもサーファーは海で死んで本望だとサーフィンした。

 

などなど、私の周りは意外に開き直って普通に行動していた人が多かったようだ。

 

だけどジムから電話して来た長男は違ってたようだ。パールハーバー基地内のジム内にいたため緊迫感が半端なかったらしく、警告が完全解除されるまで40分間ワークアウトも外に出るのも許されなかったのだそうだ。

 

マジで自分はここで死ぬのだと思ったらしい。ホノルル市内に住むガールフレンドの安否も危ないと思ったから、自宅と彼女に電話して「アイラブユー」と伝えたかったそうだ。お別れの電話だったのだ。涙もろい子だからもしかして泣いてたかも。涙

 

なのに私ときたら、電話が来たときアイラブユーの一言くらい返してあげれば良かった。可哀想なことをしてしまった。さぞかし冷たい親だと思っただろう。

 

先月ハワイで初めて弾道ミサイルの予備サイレンが鳴らされた時、万が一本当に起こってどうせ死ぬんだったら職場じゃなくて家族と一緒が良いと真剣に考えた事があった。週末の朝だったからシチュエーション的には良かった、仕事日だったらもっとパニック状態だったかもしれない。

 

しかし、後で落ち着いて考えたらその15分間にもっとやれることあったかも…日本の家族に電話したりとか、子どもに怒ってる暇があったら旦那と真面目な話したりとか、好きなもん食べたりとか(これはちょっと違うかも)。

 

実際間違いでほんとうに良かったが、平和な南の楽園ハワイで週末の朝起きた前代未聞の出来事で多くの人が共通して言ったことは、

 

「いつ何が起こるかわからないから毎日を大切に生きよう」という事だった。私もそう思う。

 

人為ミスとは人騒がせでやれやれだが、これを気づかせてくれたのはプラスだったかも。

 

 #ハワイ #弾道ミサイル #弾道ミサイル誤報  #核攻撃

学習障害「ディスレクシア」の夫を持つストレス ⑴

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友人が、夫婦間のコミュニケーションが上手くいかないのは旦那がADDのせいに違いない、と嘆いていた。友人の旦那さんは最後まで話が聞けない、言ったことをすぐ忘れる、やらなきゃいけないことが出来ない、とコミュニケーションが成り立た事などが原因で夫婦間の言い争いが多いと言う。

 

そこでネットで調べたところ、たどり着いたのがADDの旦那を持つ妻のブログだったらしく驚くほど自分たち夫婦に当てはまったそうだ。彼女の行き場のない気持ちを聞きながら、わたしも貴方の気持ちがよく分かるよ、と深く同調した。

 

わたしの夫Cは学習障害を持っている。dyslexia (ディスレクシア:日本では難読障害や誤字障害とも呼ばれる)と言って、文字や数字を普通に把握するのが困難な障害である。有名人やエンターテイナーにも多く、トム・クルーズやキアヌ・リーブスなどもそうらしい。ディスレクシアの人は台本なども覚えにくいらしいのだが、Cを見てると、彼らがあそこまで成功しているのは凄い努力なんだと思う。学習障害を持つ反面 別の面で才能がある人も多いのかもしれない。

 

ディスレクシアを知らない人のために、下記にWikipediaの説明を引用。

ディスレクシア(英語: dyslexia、ディスレキシアとも)は、学習障害の一種で、知的能力及び一般的な理解能力などに特に異常がないにもかかわらず、文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害である。難読症、識字障害、(特異的)読字障害、読み書き障害とも訳される[1][2][3][4]。1884年にドイツの眼科医ルドルフ・ベルリン(ドイツ語版)によって報告され命名された[5]。
顕著な例では数字の「7」と「seven」を同一のものとして理解が出来なかったり、文字がひっくり返って記憶されたりして正確に覚えられない、など様々な例がある。原因は、遺伝的側面と、環境要素があるとされる[6] 。
治療法は、患者の問題ではなくニーズに合わせた教育方法をとることによって[7]ハンディを減らせるとされる[8]。視力を対象とした治療では効果がない[9]。

 

Cは私と結婚するときに、別にこの事を隠していたわけでもなく、結婚前に話してくれていたのだが当時は私も何のことだかよく意味がわかっていなかったし、恋愛中だったので深く考えていなかった。というか、まさか彼の状態がこんな深刻だとは思っていなかった、というのが本音だ。

 

こちらで大学に通っている時心理学のクラスで学んだのだが、ディスレクシアは数字が読めないタイプと字が読めないタイプがあるらしい。が、我が家のCは両方ともがダメだ。スペリングは英語が母国語でない私の方が彼よりも全然間違えないし、計算が苦手なだけでなく、電話番号やナンバー自体が覚えられないのでよく間違える。数字が逆になっていることが多い。なので書類などをよく読み間違えたり書き間違えたりして 後で大変になる事が多い。電話番号は私が彼にあげるときは必ず重複してもらう。

 

そして番号や数字だけでなくものごとを忘れやすい、これは知らなかったのだが、心理学のクラスで勉強した時に習って、「あーだから忘れやすかったんだ!」とものすごく納得したのを覚えている。また、日にちの感覚もないため、今日は何日だかをいつも聞いている。月日だって12月に5月などとんでもない数字を言ったりする(ここまでくると痴ほうを疑った方がいいのか?)。私だって日にち聞かれて覚えていない事はあるがCの場合はほとんどいつもなのだ。

 

日にちがハッキリしないため、人の誕生日や記念日も全く覚えていないので、もちろん結婚記念日やお誕生日は周りが教えてあげなければCには何もない。もちろん自分のも含めて。最近ではSNSから友だちのお誕生日を知らせてくれる便利なツールなんかも出きて万歳だね! 

 

結婚1年目の時は病気のせいだとは知らず記念日を覚えていないのには流石驚いたし、子どもの誕生日も覚えないでどういう父親!とアタマに来た。だけど原因がわかっている今では(慣れか!)別に腹も立たず、幼い頃は「どうして?」という顔をしていた子どもたちも大きくなってからはいつものことじゃん、とケラケラ笑っている。本当に今日の今だけを生きているような人だ。(ちょっとカッコよく聞こえるが)

 

Cがやらかした事は数多いが、これまで一人で旅行に行って飛行機に乗り遅れた事はもう4ー5回ほどあった。だからCが一人で遠くへ行くことは禁止したし、本土の家族のところへ帰る時には必ず、義兄さんの奥さんに出発日を伝えて絶対飛行機に遅れさせないようにお願いしている。乗り遅れを何度か目撃しているので頼めば心良く手伝ってくれる。おバカな夫を持て余す私に同情してくれているのかもしれないが。

 

結婚30年近くもなるとだいぶ慣れてきたとはいえ、家計に関わるミスをされたら腹がたつしストレスにもなる(そんなお金持ちではないので)。私が寛大でないせいだろうけど、私も人間ですので怒るときは怒る。

 

Cが先月もこんな間違いをした。メインランド行きの飛行機の切符を購入した際  一か月ちょっと滞在のつもりが、オンライン予約時に出発日を一カ月前に挿入し、実際には数日のみの滞在で予約していた。自分では気付いておらず義兄からの電話でそのことに気づいたがもう遅く、安いチケットだったため日付変更するのに チャージと差額で合計250ドルをも支払う羽目になってしまい、国内便なのにかかわらず700ドル以上と高いものについてしまった。トホホである全く。しかもこれ我が家では普通です。

 

結局何をやらせても間違いが多いので、こうなるならば最初から忙しくても私がやるといえばよかった、となる。今回もなぜか虫の騒ぎがしていて、Cから自分で航空券の予約したと聞いた時、「何で自分でやったの⁉︎」と思わず声を上げてしまい逆ギレされたので引き下がったが、やっぱり予約のチェックをしてあげればよかったと後になって後悔した、がもう遅し(予約は24時間内でないと取り消せないので)

 

結局 後始末は私がやることが多いので。そして私の仕事はどんどん増え続けるのだ。忙しいのに、とストレスも増え続ける。どうにかならないものか⁉︎

 

対処法はスケジュール表を使ってみたらとか毎年推薦してみるのだが本人は一向に使いこなせないし、興味もなさそう。やっぱり自分が何でもやってあげるしかないのか(泣)。ミスが発覚した時は「またかよ!」とブチ切れ心臓がバクバクする事もあるが、最近ではこれくらい仕方がない、生死に関わる事ではないし、と自分に言い聞かせて気を落ち着かせている。(次回に続く)

 #ディスレクシア #学習障害 #難読症