ハワイより愛をこめて | シネマ日記

人生はシネマのようなもの。ハワイはオアフ島在住の主婦が大好きな映画のことや日常について綴ります

ハワイ旅行に来ていた友人家族を見て思ったこと

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米本土から友だちが家族でハワイ入りしていました。以前近所に住んでいた友人で長男が小さかった頃彼女の息子さんと一緒に遊ばせていた、いわゆるママ友です。

 

彼女がハワイから引っ越したのはもうずいぶん前の事ですが、今年初め日本へ里帰りの帰路でハワイに立ち寄った彼女と15年ぶりに再会しました。1日のみの滞在だったけれどすごく楽しかったらしく数ヶ月後に今回の家族旅行を企画し、また来るよ〜と連絡がありました。

 

だけど一番の理由は健康なうちに家族旅行をしたかったから、だったようです。何かというと、夫婦で難病が発覚し旦那さんの病状はアグレッシブなので家族全員で旅行出来るうちに来ようと思った、と話していました。当たり前ですが、年月が経ち子どもも成長しお互いに色んな変化が起きたのですね。

 

友人も旦那さんも見た目は私より全然元気そうなのですが、旦那さんは話しをすると大変なのがわかり、彼女も他人からは病気に見られないけど本当は大変なのよ、と話していました。

 

それでも友人家族は今回すごくアクティブにハワイを満喫したようです。将来の不安も計り知れないと思うし、私ならそんな状態の時は心配で旅行なんて出来ないかもな? 病気のことを心配しながらも溢れる行動力で家族をまとめる彼女を見直しました。いや尊敬します。

 

友人家族を見て今を生きることの大事さを思いました。次回は子どもたち2人で我が家にホームステイさせると言っています笑。

 

写真は友人が滞在していたワイアナエビーチで撮影。今週末は久しぶりにヴォグ(火山ガス)がない澄んだ青空で夕日が綺麗でした。

ドイツ映画「ヴィクトリア」ワンカット効果はあるか?

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題名:ヴィクトリア:

2015年独

2時間18分

クライム、ドラマ、ロマンス

監督&脚本  Sebastian Schipper

主演  Laia Costa, Frederick Lau, Franz Rogowski 

 

ストーリー: ベルリンの或る夜、スペイン人の留学生ヴィクトリアは1人で出かけたクラブの帰りに男たちから声をかけられる異国の地で暮らす孤独な少女の運命は…⁉︎

 

(感想) ややネタバレ注意

映画オタクの次男から何度も薦められていたのに観ていなかったところ、先日無理やりみせられてしまいました。2015年ものですが遅ればせながら検証します!

 

映画を観る前に息子が教えてくれた2つのポイント:

1 )最初から最後までワンカットで撮影してあるところがスゴい!

2 )間抜けな強盗のお話(これは私にとって完全ネタバレでラストがどういう風なのか大体想像がつきました、まだ観てない方ごめんなさい(*≧∀≦*))

 

まず、140分ワンカットというところ。台本も12ページと短かく、ほとんどのシーンは役者たちのアドリブでカバーされているのだそう。これ特に意識して観ていませんでしたが、結果的には、主人公が体験するまるで悪夢のような出来事にリアル感を与え、クライムムービーとしての緊迫感を増すのにも効果大だったと思います。

 

さらに、最後の40分間でヴィクトリアのハートビートがバンバン伝わってくるようなハラハラドキドキ感も半端なく、感情移入して一緒に号泣してしまいそうでした。

 

登場人物は、世間知らずな少女と間抜けなチンピラ。ストーリー的にはこんな無知な女の子いまどきあり得ん、ハチャメチャな展開になったのも自業自得という意見も多いでしょう(特にアメリカ人)。でもいくらリアル感があるたってこれはフィクションだし、そもそも映画ってありそうであり得ん話だらけではないでしょうか?と思うわけです。

 

しかしそう言う私も実際冒頭のシーンで可愛い少女が見知らぬ男4人組に誘われノコノコ着いて行くところで、危ないーーー!とハラハラしながら観ていました。ところがチンピラたちは根っからのワルではなく観る人を一瞬ホッとさせる、そしてあたかも静寂なムードに戻ったかと思ったところでまたクライマックスへと方向転換させる部分にも無理がない。ワンカットでよくここまで出来たなと感心、いやワンカットだからこそ出来たのか?そこらへんは定かじゃないですが笑。

 

あとわたし的には、70年代に観たお人よしのチンピラが登場する青春ものを彷彿させるセンチメンタルっぽさが好きです。懐かしいというより逆に新鮮な感動でした。切なさが残るラストも同じ意味で良かったです。

 

あのラストからだと「ヴィクトリア」の続編が出て来てもおかしくない気もしますが、続編はシラけるので出ないことを祈ります。

 

結論、ワンカットの効果は十分見られる。息子の映画のセンスに感謝💘

 

#ヴィクトリア #映画 #ドイツ映画 

 

ワイキキで長岡花火

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昨夜はワイキキビーチで長岡花火が上がりました。ホノルルフェスティバルの一環で最近は毎年上がってます。

長岡花火は真珠湾で終戦記念日の日に一度見ましたがワイキキで見るのは初めてでした。綺麗でした!

 

ところで花火を見た帰りに思い出した長岡花火の苦い思い出…

 

長男が17歳の時のことです。ちょうど初めてのガールフレンドが出来そうで長岡花火を2人で見に行きたいと言うのでOKしました。夫が女の子の家まで迎えに行って2人をワイキキで降ろし花火が終わったら私が2人を迎えに行きました。女の子を家に送ると庭先に彼女のご両親が仁王立ちで待っています。車から降りずに帰ろうとしていた私はお母さんにちょっと…と呼び止められました。ポカンとしている私に彼女は息子と一緒にお説教をし始めました。

 

なんと女の子は外出禁止令が出されていたのにも拘らずうちを抜け出して2人で花火を見に行っていたらしい。それを知らない私たち夫婦はドライバーに。私たちも話を全部知らなかった事が分かると今度はうちの息子がその奥さんにもっと怒られました(笑笑)。

 

うちに帰って夫にその事を話すとそう言えば女の子が裸足で慌てて車に乗って来たので可笑しいなと思ったと言ってました。オイオイ男親って鈍感だからね〜。

 

結局親同士が子どもをきちんと管理しましょうと電話番号を交換して決着。ティーンは言うこと聞かないし女の子の親って心配なのは分かるけどハッキリ言って女の子の方が数倍ませてましたよ。今だから言いますけどね。

 

2人は卒業して別れてしまいましたが、今となっては懐かしい。息子は長岡花火と聞いてもそんな事は微塵も思い出さないのだろうな。私にとっては息子の成長過程のほろ苦い思い出です。親の心子知らずとはこの事。

 

アメリカの医療費の高額さに改めて驚愕!

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今日会社で入っている医療保険会社のHMSAから昨年度のレポートが来ていました。目に入った文章が…

 

「貴方がもしこの保険に入っていなければ2016年に$71720支払っていたことになります」

 

7万1720ドルと言えば日本円で800万円くらいでしょうか?ヒェ〜〜高い! 

 

確かに今年は手術をしましたがごくマイナーな日帰り手術です。しかし手術の前日病院に電話して金額を聞いたら手術を取り消しにしなければ…と思ったほど高額でした。慌てふためき保険会社に電話すると幸い私の保険はカバー率が良かったらしく年間2000ドル以上は払わなくて良いという事だったのですが、後で高額な請求が来ないかと術後もビクビクしていました。

 

このレポートによると、私が昨年使った医療費は上記の金額で、薬も含めて私が支払った金額は約1700ドルくらいとなっています。幸いもう一つ夫の加入している医療保険が残りをカバーしてくれたので支払いはほとんどなくてすみました。

 

こんな小さな手術でも7万ドル以上請求されるのなら大病するとどうなるんだろうどうなるんだろう😱医療保険のある会社に働いていて良かったです。

 

以前アメリカの医療制度の落とし穴を斬ったマイケル・ムーアのドキュメンタリー映画「Sickoシッコ」で観ていましたが、それを現実に感じた今日でした。

 

アメリカの医療費の高額さに驚愕‼️

ダジャレ言ってる場合じゃあないです、ホントに💦

 

 

予期せぬ頂き物&ガールズデー

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ハワイは今日ひな祭りでした。

お友だちから思いがけずこんな↑プレゼントを頂きました。手作りの桜餅です。

 

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お餅の上には自宅の庭で取れたというミントの葉が載っていて、これが意外なスパイスとなって癖になりそうな絶妙なテイストでした。

 

ピンク色のお餅やっぱり可愛いし💕美味しい😋女の子で良かった(笑)

 

ガールズデーなんてもう何十年もお祝いしてないけど、嬉しかったです。

 

それと今週はもうひとつ嬉しいことが…

 

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会社の同僚の女の子から旅行のお土産をと頂きました。何回かしか話をした事がない子なのでびっくりしましたが、旅行中に私のことを思い出してくれた気持ちがすごく嬉しかったです。

 

タイ(?)土産のお米の美白石鹸だそうです。使うのが楽しみ! Tシャツは私にはちと派手ですが(笑)大事に着ようと思います。

 

やっぱりプレゼントをもらうと嬉しいです。予期せぬ頂きものは特にそうかもしれないですね。小さな事が嬉しく思える今日この頃、心が疲れているのかしら?😹

 

 

2017年アカデミー賞受賞リスト&狐につままれた作品賞

ハワイ時間2月26日夜、第89回オスカー賞(2017年アカデミー賞)の授賞式。

1年で一度面白い面白くないは関係なく、私が数時間テレビの前に釘付けとなる日です。

まずは結果からお知らせします。

<2017年アカデミー賞受賞作品> 

最優秀作品賞 ムーンライト

最優秀男優賞 ケーシー・アフレック(マンチェスター・バイ・ザ・シー)

最優秀女優賞 エマ・ストーン(ララランド)

助演男優賞 マハーシャラ・アリ(ムーンライト)

助演女優賞 ヴィオラ・デービス(フェンス)

アニメ賞 ズートピア

映像 ララランド

コスチューム ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

監督賞 ダミアン・チャゼル(ララランド)

ドキュメンタリー OJメイド・イン・アメリア

ドキュメンタリー短編 ザ・ホワイト・ヘルメット 

編集 ハクソーリッジ

海外作品 ザ・セールスマン

メーク スーサイド・スクワッド

音楽 ララ・ランド

オリジナルソング シティ・オブ・スターズ(ララランド)

ビジュアルエフェクト ザ・ジャングルブック

脚本(小説) ムーンライト

脚本(オリジナルスクリーンプレイ)マンチェスター・バイ・ザ・シー

 

<2017年の感想>

今年の受賞は事前に予想されていたとおりの筋書きだったと思います。昨年は、アカデミー賞の受賞候補者がほぼ全員白人だったことを「人種差別」だと一部が指摘、アフリカ系アメリカ人の女優のジェイダ・ピンケット・スミス(ウィル・スミス嫁)やスパイク・リー監督などがアカデミーをボイコットをするなど一悶着あり、アカデミー賞はかなり繊細になっていたようでした。

 

昨年に比べると、今年は上手い具合に分配されていたのではないでしょうか? いや、というより今年のアカデミーは慎重な選択をし、人種の面だけでなく文句なしの結果になったのではないでしょうか? ちなみに私は昨年のボイコットには全く賛同できませんでした。アメリカ人が人種差別に対して繊細なのはわかりますが、それを芸術(映画)にまでそれを持ち込むのはちょっと違うのでは?と思います。良いものは良い、感動しないものはしない、もし芸術で認められたければもっと良いものを作るしかないでしょう? 

 

偉そうに語っていますが、実は私今年はアカデミー賞受賞作品はどれひとつ見ていません(笑)。我が家の映画オタクの次男いわく、最優秀作品賞の「ムーンライト」は2度観たけど2回とも感動したそうです。今週じっくり観ようと思います。

 

がしかし...(ここから本題です!)

あのキツネにつままれたような作品賞の授与式はいったい何だったのでしょう? 

ハワイはハリウッドと2時間ほど時間差があるので、結果はなんとなくわかってテレビを観ていましたが、最後に行われた最優秀作品賞の結果発表の際に前代未聞のハプニングが起きました。

 

プレゼンターは「俺たちに明日はない」のゴールデンコンビ、フェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティ。輝くばかりに美しかった往年のスターも今では立派なシニア。そして封筒を開いたフェイさんが作品賞を読み上げました。

 

「最優秀作品賞は『ララ・ランド』です!」

「????」

「えっそうなんだ??さっきFBで誰かが『ムーンライト!』って投稿してたけど???『ララ・ランド』だったんだ...」と困惑して観ていましたら...

 

『ララ・ランド』のスタッフがステージに上がり一通りスピーチをし終えた後で、

「作品賞は『ララランド』ではなくて『ムーンライト』でした。本当です!」と言うではありませんか!?

はぁ? 

 

一瞬ショーを盛り上げるための演出の一部かと思いましたが、そうだとしたらあまりにも冗談がキツすぎる。昨年のミスユニバースでも司会者が優勝者の名前を間違えて読むという失態がありましたが、またですか😅? 最近の流行なのでしょうか? シニアモーメント(高齢の人がよく間違うこと)ですか? 全体的に地味な年だと思って観ていましたが最後に楽しませてくれました。だからやっぱりアカデミーは面白くないと言われても絶対観てしまいます😹

 

でもこの逆だったら大変なことになっていたでしょうね? もし『ララランド(白人作品)』が本命で、『ムーンライト(アフリカ系アメリカ人作品)』と間違われていたらきっと笑いではすまされなかったでしょう。特に昨年のボイコットの件などもありますしかなり炎上していただろうと思う訳です。

 

今回一番印象的だったスピーチは、最優秀海外作品受賞作の「ザ・セールスマン」のスピーチでした。イランの映画で監督さんは、現在トランプ大統領令のアメリカへの渡航禁止令によりアカデミー賞の授賞式に来る事が出来なかったため、代理人が受賞のスピーチをしなければいけませんでした。芸術にまで塀を作るなんてたいへん残念なことです。

 

とにかく『ムーンライト』作品賞受賞おめでとうございます💙💙💙

 

#アカデミー賞 #オスカー #第89回オスカー授賞式 #映画

悩み相談室

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 今私の周りには心をわって何でも話せる友だちはいません。なので心がモヤモヤする時にはそのジャンル(?)によって人を選んで話すようにしています、もしくは全部は話さず自分の都合のよい部分だけ話してイライラを解消することもあります(笑)。

 

ここ数年は、悩みはプロの人に聞いてもらうようにしています。数年前に思いがけず心の病を患ったときに、お金を払い聞いてもらってもそれで心がスッキリするのならそっちがましだと思うようになりました。そうしているうちに、もう5年以上も私の悩みを聞いてくれているプロの彼女が今では私の真の理解者となってくれた気がするから不思議です。

 

人とはかってな生き物(そう言っている私もそのひとり)。以前はなぜ友だちは自分が悩みを聞いてほしいときばかり電話してくるのだろう? 自分は愚痴をたくさんこぼすのに私が話すとなんで「大丈夫」とだけ答えるのだろうか? 数年に一度ほんとうに大変な時だけお茶しようと言ってくる友もいます(私はカウンセラーではないんですが笑)。憤りを感じるときさえもあります。

 

先日久しぶりに電話してきた友だちの悩みを聞きました。その友だちは全て話し終えた後、電話を切る前に、「ありがとう、今日は◯◯さんと話して気持ちが明るくなったよ」と言っていました。今度は素直に「いえいえ私でよければ」と思えました。

 

そして考えた結論。実は、自分に悩みを話してくれる友だちがいることは幸せなことなのではないか? 自分が話せる相手がいることも大切だけれど、自分に心を打ち明けてくれる相手がいることはそれよりもっとありがたいことかもしれない。その人は多分わたしならそうだね貴方は正しいよ、って言ってくれると思って話してくれるのでしょう。人は自分が必要とされていることを喜びに感じる生き物(少なくとも私はそう)。そして、人に話を聞いてもらった時は感謝の気持ちを表すのを忘れないようにしたいと思いました。

 #悩み相談 #カウンセラー #友だち