ハワイより愛をこめて | シネマ日記

人生はシネマのようなもの。ハワイはオアフ島在住の主婦が大好きな映画のことや日常について綴ります

新年、海外在住アラフィフ女の抱負5つ

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2018年が明けた。昨年はかなりマイペースに過ごしていたらいつのまにか月日が経ってしまっていた。子どもたちと旅行に行った事くらいしか記憶にないくらい早かったな(笑)。そして最後に大どんでん返しな出来事があったお陰でさらにバタバタと終わった感が大きい。今年は毎日をきちんと真面目に取り組んで思い出に残る年にしようと思う。

 

毎年私なりに新年の抱負を作っているのだが(昨年のはすでに忘れてしまった)3日坊主な性格なためなかなか守ることが出来ない。そこで今年はいつもより多めに目標的なものをたてることにしてみた。そして年末にどれくらい実行できたかチェック出来るよう、今年の目標が何だったか忘れないためにも、ブログに記録しておくことにしよう。

 

1.もっと真面目に取組む!

私が不真面目だというわけではないのだが(笑)、ここ数年、特に仕事の面では他人に頼りっぱなしのところがあったので、今年は心を入れ替えて仕事だけだはなく何にでももう少し真面目に取り組んでみようと思う。

 

昨年末、サラリーマンでアラフィフの私にとって大きな転機があった。職場で人事異動があり、私も少なからずその影響を受けた。これまでは優しい上司に頼り比較的のんびり仕事をやらせてもらっていたのが、これからはそうも出来ない立場におかれることとなる。そう責任のない仕事をマイペースにやらせてもらっていた私にとってこれは一大事だったし、焦りやストレスも大きかった。長い間人に甘えてた頼ってばかりいたので、神様から「君もたまには責任を持ってやれ!」と言われているような気がした。

 

だけどちょっと待てよ! 世間ではアラフィフは窓際族に追いやられて辞めるのを待たれることが多いのだ、と言っている人がいた。なんて酷い話だと思った。だけどこれって自分に今起きている事に当てはめたらすごく良くも取れる。例えば。。。

 

高齢者が職場から追い出されるという世知辛いこのご時世に、アラフィフ、いやアラ還女子に近い私に以前より責任ある仕事を任せられるなんてスゴいことなのではないか?そして、そのような稀なチャンスをありがたいと思えずどうする私! という風にも考えられる。

 

自分はどちらかというとマイナス思考なのだが、能天気なところもありたまにこんな風に自分に都合よく考えら得ることもある(別に昇進したわけでもないのだが)。そういう時は自分のポジティブな気持ちを素直に受け入れて、仕事も出来る範囲で頑張ってみようと思えた。(無理矢理思ったのかもしれないが、笑)

 

50台になり更年期に突入し体調を崩してからというもの、自分の身体をいたわりつつ抑え気味でぼちぼちやってきたここ数年。でも今年はもう少し出来るかな。更年期以降、私の心身のサポートをしてくれているメンターも今年はハワイから去って新天地へ移動する。いよいよ自分のことは自分で管理して一人立ちしなければいけない年なのかもしれない。遣り過ぎることのないよう真面目に取組もうと思う。

 

2.家族との時間を大事にする 

今年は息子が家を出ることが既に決定している。今更だが家族との時間をとにかく大切にして子どもたち、夫とのコミュニケーションを頑張ってやっていきたい。前期は家族との時間を大切にし、後期は日本の母とも一緒に旅行をしたい。

 

3.体作りをする

毎年言っているが実行がなかなか難しい。実行できないのは時間がない事が理由であるが、年末に息子からそれは「理由ではなく言い訳」だと指摘されてしまった、笑。年齢とともに確実に体力も後退しているので、今年やらなければもうダメな気がする。今年の終わりには見違えるようなハードボディをゲットなるか(笑)。健康第一!

 

4.アートのクラスを取得する

これも毎年言っているが実行出来ない。絵画でもカメラでも、自分が楽しいことに今年は挑戦したい。

   

5.映画をもっと観る(頑張る)

今年は良い映画をたくさん観てブログの回数も増やしたい。

  

すでにいくつか実行!

と言うわけで、元旦からすでに一週間が経過しているが、早速2、3、5を実行。

 

元旦には、珍しく自分から行きたいと言ってきた長男と二人でハワイの神社に初詣に行ってきた。が、久しぶりに子どもと出かけて、2人きりになると何を話して良いかわからないのだ。故に車の中で会話というものはほとんどなし(泣)。でも取り敢えず家族との時間を大切にするというゴールは元旦にすでに達成。

 

1月2日は早朝ジムでワークアウトすると言う次男と一緒にジムに行った。早朝4時に息子に起こされ、朝が誰よりも弱いこの私がスッキリと目覚めジムでワークアウト。奇跡のようだった! 早朝からエネルギーに満ち溢れている自分に驚いた。新年のパワーってすごいなと思った出来事。だけどまた息子との会話はほとんどなし、笑。

 

あ、ジムの帰りに「お月様がすごく大きくて綺麗だね」って何度も呟いていたら 息子が「昨日はスーパームーンだったんだよ」と教えてくれた。ドライブしながら、早朝のブルーグレーの空にくっきりと浮かぶジャイアントムーンに感動。ジムから帰ってきてもまだ余力があったのウォーキングをしながらダイヤモンドヘッドに上る朝日を見た(トップの写真)。

 

 

今年は色んな出来事がありそうだ。新年の始まりはまずまず。

 

次男のアルバム

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次男が大学の宿題で自分の写真を使ってやらなきゃいけないことがあるらしく アルバムから幼い頃の写真を探している。その彼がさっき、長男が赤ちゃんの時のアルバムを持って来て私たちに見せていたのですが、ちょっと焦った💦

 

やばい! 

 

なにがヤバイかと言うと アルバムは長男が2歳になった頃で止まっているから。次男と長男は2歳違いなのですが 長男はとても大人しく手がかからない子どもだったので子育ても余裕を持ってやれてアルバムなんかも作る時間があったのですが、次男が生まれた時には急激に忙しくなりしかも次男がヤンチャで手がかかる子どもだったのもあり、アルバムを作ってあげていないのです。だがそんのは言い訳で 作ろうと思えば いつでも作れたのだけど 実はただ後回しにしてただけ。

 

時々思い出しては気になっていましたが 多忙さは増すばかりで結局 作らずじまい。そういう話って聞かなくもないけど マメな(普通の?)お母さんは何人子がいようと作ってますよね。

 

ひどいお母さんだよね。ごめんなさい。2人兄弟だとそういう小さな事でも子どもは差別を感じて傷つく事もあることを、自分の経験でもわかっているのに。だいたいアルバムは長男の部屋に保管してありきちんと場所を教えたわけでもないのにそれを覚えていた次男に驚きました‼️ というか、なんか可哀想になった。😭

 

現在我が家のリビングには子どもたちの写真がたくさん入った大きなプラスチックの整理ケースが数個積み上げられていて 最近毎週ハズバンドから早く片付けろと指令を出されています。今年中には整理をして 次男のアルバムも作ってあげたいですね。(出来るのだろうか? いややるぞ!)

 

亡くなった父はマメな人で孫たちのアルバムをそれぞれ何冊か残してから逝きました。なので実家に帰れば子どもたちのアルバムを見るのが楽しみ。子どもたちが成人した今 反省する事が多すぎる。ダメなお母さんでごめんね。次男のアルバムを作ってこっそり長男の部屋に置いておこうと思います。

スマホが壊れた、水星逆行のせいかしら?

 

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昨日般若心経の教えに従って生きると決めたばかりです。

 

が、しかし難しいですね。すでにダメになりそうです。

 

まず、下のような感じの事が起きました。

◎今週は5日間休みの夫が頼んでもご飯を作ってくれません(ちなみに私は月〜金まで仕事です)コスコからピザを買ってきたら?と聞いてきます、ピザなんて食べたくないのに。

◎仕事が終わろうとしているときに息子が今日のご飯は何? ピザなんて嫌だ、もっと栄養のあるものにしてくれ、今日は何も食べていない、と言ってきます。

◎台所のシンクに汚れ物がたくさんたまっても家の人たちが誰も洗ってくれません。

◎退職間近の夫が暇さえあればテレビを観ています。

 

あ〜腹立つ! 

 

でも昨日腹を立てないと私決めたばかりです。だから怒りません。と、なんとかしてがんばっている私です。

 

それから今日はもうひとつ私に落ち込む要因を与える決定的なことが起きました。なんと今年購入したばかりのiPhoneが壊れた。

 

が〜〜〜〜〜〜ん!!

 

突然壊れたのでビックリしました。どうしちゃったんだろう? 仕事が終わってからすぐに買ったところへ持って行ったら、保証を購入していないのですぐ契約している電話会社に持って行くように言われ、その足でTモービルへ行ってきました。

 

Tモービルのボーイッシュな女の子がすごく親切に色々やってくれましたが(カポレイのお店はカスタマーズサービスが良いです)、残念ながら止まった携帯は復活しなくて、結局明日アップルストアに持っていき交換してもらうことになりそうです。

 

はぁ、スマホってこんなに簡単に壊れるわけ? 

 

それまではずっとガラ系で私の初めてのスマホだったのでそれなりの愛着もありショックです。思わず、泣きそうになってしまいました(心でね)。

 

でも執着っていけないんですよね? 執着心がストレスを生むらしい。なので執着するのは止めて明日アップルストアにいってきます。

 

ところでびっくりしたのは、たまたま昨日友人が「水星逆行」について語っていて、今はちょうどその時期なのだそうです。水星逆行とは何かを知りたい方は、私本日は疲れており詳しく説明する気にはならないので詳細はこちらのブログを読んで下さいませ。

 

「水星逆行」とはいわゆる西洋占星術なのだそうです。一年のうちで何度か起こる要注意すべき時期であり、友人いわくこの時期には物が壊れやすいとも言ってました。今年の最後の水星逆行は、なんと今訪れています。12月3日〜23日までなんだそうですよ。だから私のiPhoneも壊れちまったのかな??? だとしたらタイムリー過ぎです><

 

恐ろしいですね。防ぐ方法は何かないのでしょうか? ちなみに水星逆行は英語ではMercury retrogradeというみたいです。英語のウェブサイトにもありましたが、この時期はコミュニケーションも上手くいかないことが多く、旅行先でも足止めされたりするそうなのでゆったりのんびりと構えていたほうが良さそうです。

 

昨日のブログにも書いたように生きていれば人は病気になることもあるし、同じく物も壊れることもあるのです。特に水星逆行のような時期に巻き込まれてしまえばもともこもないですね。まあ病気に比べると物が壊れるくらいたいしたことではないです。

 

...という感じで、本日は流しておきます。ついでに家族のことで腹がたったことも水に流しておきましょう。明日はアラモアナセンターのアップルストアに行き新しいスマホと交換してもらえることでしょう。

 

※ 上の写真はオアフ西端のカエナポイントです。


水が流れるように生きる

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ストレスが多い日々です。私の場合は周りのストレスもキャッチしやすい傾向にあるみたいです。週末はストレス解消のために早起きしてハイキングに行ってきました。写真はオアフ島マカプウウ灯台のハイキングコースから見える景色です。戻って来て一緒にハイキングに行った友人とお互いストレスが多いね、という話になりました。

 

友人は最近仕事のストレスが多くこの間まで会社を辞めることを考えていました、でも辞めないでもう少し頑張ってみることにしたそうです。その代わり、人から何を言われても気にしないように心がけ、自分が今出来る事を黙々とすることにしたと言っています。

 

彼女は今「般若心経」の本を読んでいて、その中でこういう事が書いてあったよと教えてくれました。すごく良い話だったのでメモします。

 

まず怒らないこと。誰も人それぞれの考えがあるものだと受け止めて、感情的にならないことがストレスを貯めないこつだそうです。例えば自分の考えに反する行動をする人たちがいます、そういう時でも嫌な事をいうひとだと腹を立てない、言い方を変えればまあそういう考えもあるのかと流せば腹も立たないそうです。

 

そして、水の流れのように生きるのが良いとも。人間生きていれば辛いことや病など苦しいことも経験するけれど、時が過ぎればそれも過去のこととなる。時代が変わり、悲しみも喜びに変わる時も来るそうです。

 

感情的になりやすい私にとっては難しいかもしれませんが、「水が流れるように」という部分はこんなおバカな私でも共感出来るものがあります。人間なので悲しいときに涙を流すのは仕方ないと思いますが、これからはなるべく怒らなないようにしてみようかと思います。水が流れるように生きれたら良いですね。

 

乳ガン検診&ダウン気味の週末

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今週は体調が悪かったです。年取るとアップダウンが激し過ぎる。週明けは歯科検診から始まり口腔外科、乳ガン検診受けに行ったり、何かと病院通いが多いわと思ったら、金曜日の仕事が終わるちょっと前に激しい腹痛に襲われ会社のトイレで下痢嘔吐(汗)。あまりの具合の悪さに仕事を早引きして緊急へ。1週間で病院4回、ちょっと多過ぎないかい?

 

なので今週末は片付けや買い物だけしてあとは自宅でゆっくり過ごしました。次男と興味がある共通の話題について語ったり、日曜の夜は長男と長男の彼女と3人でカハラモールで映画を観てきました。

 

我が家には女の子がいないので対応にいちいち緊張します。でも女の子ってやっぱり可愛い💙 穏やかな優しい娘さんで息子にも優しくしてくれて母も本当に嬉しいです。息子の恋人に嫉妬する母親いるそうですが、私はそんなのないです。今週は良い週になりますように。

(写真はハワイの病院です)

 

ブラックスタリオン〜巨匠コッポラの名作

www.youtube.com

 

名作と言われる作品でも観ていない映画はまだまだたくさんあります。先日、友人が薦めてくれたおかげで素晴らしい映画に出会いました。

 

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 題名:ブラックスタリオン(1979 アメリカ映画)
監督:キャロルバラード、フランシスコッポラ(プロデューサー)
出演:ケリー・レノ、ミッキー・ルーニー他

 

日本では知名度が低いようですが(検索してもほとんど出てきませんでした)、フランシス・コッポラ氏プロデュースの「ブラックスタリオン(1979)」という作品です。馬と少年の友情がテーマのお話です。馬の絵が書かれたDVDのカバー、クラシック名作コーナーでよく見かけていたので気になってはいたものの子ども向けだと思ってあえて観ようとしませんでした。児童向け小説の映画化だそうですが(レイティングはG指定)、映画は子どもよりむしろ大人が楽しめるのではないでしょうか。

 

とにかくシネマトグラフィーの素晴らしさが半端ではありません。前半は台詞は数えるほどなのですが、少年と馬との出会いからお互いが次第に心を開いて行く過程が静かに美しく描写されています。コッポラの創造性に溢れた映像美がとことん楽しめます。言葉よりもずっと情緒的で心に力強く語りかけてきます。例えば、馬と少年が浜辺で戯れるシーン。水中で馬と少年の足だけにフォーカスをあてたショットなど、「どこからこんな発想が生まれるのか!」コッポラの高い芸術性にあっぱれという感じです。

 

(注意※この下は少しネタバレ含まれます) 

 

子役が可愛い映画はそれだけで愛されてしまうのが常ですが、この映画も子役の少年(ケリー・レノ)が愛らしく素晴らしい演技力を発揮しています。また、かつてエリザベス・テイラーとの共演作「ナショナルベルベット」で現役ジョッキーを演じた、名優ミッキー・ルーニーもリタイアのジョッキーとして良い味を出しています。

 

ストーリー的には実はかなり過酷なお話なのですが、哀しい部分はティアジャーカー(御涙頂戴)的ではなく、男の子と動物との友情、親子の愛と絆、彼を取り巻く人々の優しさ、がコッポラ独特のセピア色の世界観で静かに描かれたほっこりする作品に仕上がっています。

 

もし皆さんも観る機会があればぜひおすすめです。バイオレンス無しのG指定なのでお子さんも一緒に観れますよ。こんな良い映画と知っていたら家の子どもたちが小さな頃にみせといてあげれば良かったと思いました。

  

馬と子どもを描いた感動作はたくさんありますが、私がこれまで観た中では『ブラックスタリオン」が一番良かったですね。紹介してくれた友人に感謝です。夫は続編を先に観ていたようですが、そちらのほうはアドベンチャーもののようなので特に観なくても良さそうです。

 

余談ですが、遭難した少年が孤島に流されてしまい海で魚やわかめを獲り、火をおこしたりしてサバイブするシーンがあるのですが、「子どもがこんな事出来るの!?」と思って観ていると、アメリカ人の夫いわくこれは「ボーイスカウトの効果」なのだそうです。

 

なるほどね〜うちの息子たちもボーイスカウトやらせれば良かったと思いました(もっと早く教えて欲しかった〜)

 

あそうそう! フランシス・コッポラといえば、彼の代表作「ゴッドファーザー」でマイケル(アル・パチーノ)の妹役を演じていたタリア・シャイアー(ロッキーでは妻エイドリアン役)はコッポラの実の妹だったのですね? 初めて知りました。コッポラは自分の映画に親族をよく使うな(笑)。

 

#ブラックスタリオン #フランシスコッポラ

 

ハリウッドのセクハラ疑惑、2013年にセス・マックファーレンがバッサリ斬っていた

今週アメリカで話題になっているハリウッドトッププロデューサー、ハービー・ワインスティーン氏のセクハラ事件。先週報道されていると思ったらまたたくまにトップニュースに(北朝鮮問題のことのほうが重要な気がしますが汗)。でも映画好きの私としては取り敢えず書かなきゃ…と言及してみることにします。

 

ハービー・ワインスティーンとは? ハリウッドで数々のヒット作をプロデュースまた監督、駆け出しの俳優をスターダムへ導くことに関してはハリウッドで彼の右に出るものはいないと言われている人物。「恋に落ちたシェイクスピア」や「ギャング・オブ・ニューヨーク」(私はどちらも好きではありません)など数々のオスカー受賞もした彼が現在約30名ものハリウッドの有名女優たちからセクハラやレイプ疑惑で告発されています。

 

過去にワインスティーンからのセクハラを訴えた女優もいたようですが、今回は動かぬ証拠が決めてとなりました。ワインスティーン氏のセクハラテープが世間に公表されたのです。私も先日ラジオでこの録音テープを聴きましたが、ワインスティーンがイタリア人モデルだというこの女性に「ホテルの部屋に来て自分がシャワーを浴びているところをみてて欲しい」と執拗に誘っている状況が露になった音声は生々しく、おぞましくて女性としてはもう"怒り"が湧いてきます。録音は盗聴だったそうで誰かにまんまと填められてしまったのですね。おばかでしたね。

 

今回私が一番信じられないのは周りの人たちの掌返したような態度です。セクハラはかなり前から行われていたようなのに、政治へ首を突っ込むことが大好きな正義感強いハリウッド人の多くが、「知らなかった」と言い切れることが信じられない(さすが役者)‼︎ セレブたちは今でこそ告発した女優の味方のようなことを言っていますがそれまでは仲間の悪行を黙認していた…のですよね? 

 

がしかし、このワインスティーン氏のセクハラ問題を2013年のオスカーノミネーションの場でバッサリと斬った人物もいました。


 

www.independent.co.uk

 

セス・マクファーレン。米国では人気テレビアニメーション「ファミリー・ガイ」のクリエーターとして有名ですが、コメディアン、俳優、歌手、プロデューサー、脚本家や映画監督などマルチタレントで活躍している彼、日本ではコメディ映画「テッド」の監督としてのほうが有名かもしれませんね。

  

マクファーレン氏は、2013年のオスカーノミネーションの司会を勤めた際に、助演女優賞候補者5名の名前をあげた後で「おめでとうございます!この5人はこれからハーバー・ワインスティーン氏のセクハラを恐れる必要はありません」といって笑いを取りました(本人いわくこの時は本気だったそうですが)。 マクファーレンは先日自身のツイッターで、当時一緒に仕事をしていた女優の友人からワインスティーン氏から受けたセクハラを聞き激怒し公共の場でこのジョーク(本気)を言った、と告白しています。頭が切れることでも知られるマクファーレン流石です。女優ティナ・フェイさんも2012年制作のコメディフィルム「30 ROCK」で同氏のセクハラを皮肉ったジョークを導入しています。それだけハリウッドでは有名な話だったということですね。

 

ちなみに、彼からセクハラを受けた女性のほとんどが20代の駆け出し女優だったそうです。日本の芸能界には昔から「枕業」という言葉がありますが、日本と違ってセクハラに対しては容赦ないと思っていたアメリカでもハリウッドは同じだったか…という思いです。そして、スターダムを夢見る若者を食い物にする有名プロデューサーは日本にも存在します。日本の場合はもっと酷いですね。だって未成年が餌食になったり、しかも芸能人が後に告発したケースもありましたがほとんど問題化されず闇に葬られて終わりだったと記憶しています。刑事問題に発展しないのが不思議だよ💢

 

オールドスクール的な芸能界のセクハラが浮き彫りになったハリウッドと未だに沈黙の日本。セクハラやレイプを告発するのは相当勇気のいることだと思いますが、日本でも勇気のある人が現れて“悪代官"を暴いてほしいものですね。