ハワイより愛をこめて | シネマ日記

人生はシネマのようなもの。ハワイはオアフ島在住の主婦が大好きな映画のことや日常について綴ります

オスカー候補作品2本! 「ファントム・スレッド」&「ダーケスト・アワー(原題)」(ネタバレ多少)

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今年のオスカー候補の作品2本を観てきましたのでご紹介します。

 

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一本目は、「Phantom Thread(ファントム・スレッド)」。
華麗〜❤️美しいものを見たいならこの映画を観てください!1950年ロンドンの上流階級の高級オーダーメイドのドレスの数々が美しい〜!

 

そもそも私がこの映画をみたいと思った理由は、ダニエル・デイ=ルイスの栄えあるリタイアメントのラストムービーだということはもちろんありますが、それよりも映画を観た人々の酷評です。たまたまFBに上がってきた映画紹介のコメント欄のトップに、「映画が終わった後で観客がみんな顔を見合わせて笑っていました、あのラストは何だったのでしょう?誰か教えて下さい」というのが目に留まり他の評も読んだのですが、多くの人が同じような事を書いていました。中には「これがダニエルの最後の映画とは残念」と書き込んでいる人もいました。

 

あらダニエル様、そんな酷いラストなの?(笑) 実はそれまで観に行こうかどうか迷っていたのですが、そこまで言われると観たくなるのが人の心理。そんなんで観て来たのですが。。。

 

そのアメリカ人にはとことん受けが悪かったラストですが、私的には嫌いではなかった、というのが正直な感想です。ハッピーエンドとも悲恋ともとれる、なんとも言えない異常な愛の形はむしろ日本人受けするのかもしれませんね。

 

前半の甘ったるい部分から、後半になるにつれスリラー化し、最後のあたりは「もうホラー映画では!?」...と思わせるラストのどんでん返しが良かったと思いました。

 

一緒に観に行った息子は、「ラストが一番良かった」とまで言っていました。

 

恋人からまるで奴隷のように扱われていた女が次第にゲームのコツをつかんで挙げ句の果てには逆転し彼を奴隷にしてしまう。恋愛、男女はインヤン(陰陽)だとも言われていますが、まさにこの映画がそれを表現していると思いました。サディステックな愛の形が、ダニエル・ディ=ルイスのフェアウェル(引退)にぴったりだと思った筆者でした。

 

しかし、ダニエル様は幾つになってもカッコいいです。もうスクリーンで観れないかと思うと寂しい。おじいさんになっても演じて欲しかった。あ、前回引退してイタリアの靴職人になった時には戻ってきてくれたのでまたそれを期待しています。

 

あと主演の女優さん(ヴィッキー・クリープス)は、今回初めて観ましたが、田舎の赤毛の素朴な女の子がいったんドレスを身に纏うと目に眩しいほど美しく輝き、上流階級の中で蛹から蝶へのようにクラシィに洗練されていく様は、ナチュラルで自然体の彼女に適役でした。長身で骨太になまりのある英語、ドイツ系かなと思ったらルクセンブルグ人だそうです。角張った意志の強さを感じさせる男顔、昔のドリュー・バリモアを彷彿させる古典的で品のある風貌と、鋭い演技力は今後が期待できる女優さんだと思います。

 

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2本目は「Darkest Night(ダーケスト・ナイト)」です。こちらは昨年映画館でトレイラーを観た瞬間から観たいと思っていました。理由はやはりゲイリー・オールドマンの変身っぷりです。

 

ストーリーは、第2次世界大戦中にヒットラーに勝利を取られていた当時イギリスの首相、ウィンストン・チャーチルの苦悩を描いた作品です。いや〜ストーリーはだいたい想像がついていたので良いとして、ゲイリー・オールドマンの演技はスゴかったです。

 

「裏切りのサーカス」の時もその変貌ぶりに驚きましたが、今回はほんとうにスゴい!(スゴいの連発でごめんなさい、笑) オースティン・パワーズのDr.イーブルに見える瞬間も数回ありましたが、いやそれ以上に、もうオスカーの主演男優賞はあなたに決定です!(って2本しか観ていないんですが)。

 

どちらもおすすめです。

 

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